【測定方法なび♪】

測定方法なび♪では体脂肪計で体脂肪率が計測できる仕組みや体脂肪率の正しい測り方・計算式について入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆体脂肪率の測り方・計算式(もくじ)

◆体脂肪率を測定しよう!

 体脂肪率の測定がここまで身近な測定項目となった背景には一般家庭に体脂肪計が広く普及してきたことがその背景にあることは間違いありません。

 一昔前までは医療機関やスポーツクラブなどで体脂肪率を測定する事はあっても自宅で体脂肪率を測定するような習慣はありませんでした。

 体脂肪計の代表的なメーカーとしてはオムロンやタニタなどが有名ですね。

 オムロンはやや高価ながら高性能の医療測定器メーカーとして躍進した企業。そしてタニタは医療用測定器の販売メーカーとしても有名ですが、近年ではタニタの社員食堂で出されているレシピが大きな話題を集め長期間に渡るベストセラーとなるレシピ本も出版されております。

 健康に対する意識がより一層高まっている今日ですが、成人になるとどうしても気になり始めるのがお腹や腕のたるみなど、筋肉量の低下や体脂肪の増加ではないでしょうか?

 ここでは、体脂肪率の測り方や計算式、また体脂肪計がどのように体内の脂肪量を計算しているのか?といった体脂肪計の仕組みやメカニズムについて確認していきます。

◆ボディビルダーの体脂肪率は1桁?

 体脂肪率とは、その名の通り体内の組織の中で脂肪量が占める割合を示す指標のことじゃ。

 その為、体の大きさや見た目で体脂肪率を測定することはもちろんできない。

 例えばオリンピアなどの大きな大会に入ったボディビルダーの体は、とんでもない筋肉量で迫力満点の巨大な体を披露しておるが、その巨大なサイズに見合わずに体脂肪率は5%程度と1桁台しかないアスリートが大半じゃ。

 また、見た目は細くやや弱々しく見える細身の女性の体脂肪率が25%以上というようなケースも実際にある。

 ではこの外見からも解りにく体内の脂肪量をどのように計算しておるのじゃろうか?と気になってくるのぉ。

◆体脂肪計による測定のしくみ

 自宅にもし体脂肪計がある方は体脂肪計で測定を行う前に自分の身長や性別、年齢などの幾つかの項目を選択した記憶があるはずじゃ。

 体脂肪計で実際に測定を開始する前にこれらの選択項目を入力していく理由は、体脂肪率の平均的な情報を基盤として体脂肪計が算出した数値に調整を加えていくためなのじゃな。

 体脂肪率は男性・女性と性別によっても平均値・基準値が異なり女性の方が男性よりも一般的に体脂肪率の平均値が高くなっておる事はおそらくご存知のことじゃろう。

 これらの性別による体脂肪率の平均値の違いの他、身長に対する体重の比率など幾つかの条件を加味して体脂肪計は数値を算出しているという訳じゃな。

◆体脂肪率は電気抵抗で測定している

 体脂肪率を測定する方法には体脂肪計を利用する方法以外にも幾つかの方法がある。

 尚、体脂肪計が体脂肪を測定する際には生体インピーダンス法(BI法)と呼ばれる電気抵抗を利用して体脂肪を測定する計測器が主流となっておる。

 体脂肪計を見てみるとわかるが、体重計タイプの体脂肪計は必ずつま先とかかと部分が別れており、足裏が直接触れるプレートのような装置が取り付けられておることに気がつくはずじゃ。

※写真:体脂肪計

 電気抵抗値を用いる生体インピーダンス法による測定では、このつま先に当たる部分から微弱の電流を流し体内の電気抵抗値を調べておる点がポイントなのじゃ。

 踵側では体内を流れてきた微弱な電流の抵抗電圧を測定し、その電圧の値から前述した幾つかの条件を組み込んで数値を計算し体脂肪率を算出しているという訳じゃな。

◆なぜ体脂肪計で体脂肪量の測定ができる?

 体脂肪計から微弱な電流を流すことで何故体脂肪率が計算できるのか?この点はもう少し解説を加えておくとしよう。

 体脂肪計が流す微弱な電流は体内の筋肉や脂肪を通過して体脂肪計に戻ってくる仕組みとなっておる。

 体内の筋肉細胞や血液は豊富な水分が含まれている為、電気をよく通す。

 しかし脂肪は電気を通しにくい為、脂肪が多い場合は電気抵抗が高くなるという訳じゃ。

 体脂肪計が測定する体脂肪率はこの電気抵抗の仕組を利用して体脂肪率を算出する。

 尚、電気抵抗の計算式は「電気抵抗」=「電圧」÷「電流」で求める事ができるため、この計算式に則って算出しているという訳じゃな。

◆正しい体脂肪率を測定するポイント

 体脂肪率を正しく測定するには測定を行う前に幾つかのポイントを把握しておく必要がある。

 まず定期的に測定を行う場合は、一定の時間帯や一定の条件下で継続的に計測を行なっていくこと。

 これは寝起き時や就寝時では体内の水分量が大きく変化している為じゃ。

 同様に、激しい運動を行った直後などで大量の水分を失っているような場合や入浴後なども、体内の水分量が平常時よりも少なくなっている為、体脂肪の正しい測定を行うことが難しい状態であると言える。

 筋肉や血液内に本来の水分量が保持されていない場合は、電気の流れが弱くなり抵抗ばかりが増加し実際の体脂肪率よりも高い計測値なる可能性も考えられる。

 その為、体脂肪率の測定を行う場合は、一定の時間帯に一定の条件下で測定を行う習慣を身につけることが大切なのじゃな。